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文献
J-GLOBAL ID:201102255981560092   整理番号:11A1205511

湧出形態別に見た道内温泉のホウ素濃度

Boron Contents in Waters from Different Types of Hot Springs in Hokkaido
著者 (4件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 2-22  発行年: 2011年06月30日 
JST資料番号: F0950A  ISSN: 0030-2821  CODEN: ONKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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道内1,078カ所の温泉の分析結果を基に,一律排水基準(HBO2として,40.5mg/kg相当)を一つの目安に,湧出形態別にホウ素濃度を明らかにし,併せて,それらの地域分布,湧出母岩,泉質,他成分濃度等との関係を解析した。その結果,ホウ素(HBO2として)濃度の全体の平均値は49.6mg/kg,また自然湧出,自噴,動力の平均値が各々77.7mg/kg,62.2mg/kg,35.4mg/kgであった。一律基準(基準)を超えた温泉は自然湧出で43%に達し,自噴37%,動力24%と比べて高く,基準の2倍,5倍,10倍以上の温泉の割合も高かった。それらの泉質は酸性泉と塩化物泉で多く,各々55%,54%,湧出形態別にみると,自然湧出の塩化物泉,酸性泉,硫黄泉で各々92%,57%,27%,自噴と動力の塩化物泉で各々66%,44%に達した。基準の5倍を超えた温泉は全部で45泉源,その内訳は自然湧出で23,自噴で16,動力で6泉源あった。これらは泉質,母岩の特徴から,第四紀火山噴出物を母岩とする高温の酸性泉,先第三紀系の堆積岩類を母岩とする低温の炭酸系の温泉,新第三紀系から先第三紀系の堆積岩類を母岩とする化石海水由来の嫌気的な塩化物泉の三つに大別された。ホウ素は湧出形態に係わらず,溶存物質(ガス成分を除く),Na,K,Cl,HCO3,NH4との間で一貫した正の相関,自然湧出と自噴で泉温,Asの間で正の相関もみられた。ホウ素の起源としては火山岩類や堆積岩類の風化に加え,ホウ素を濃集した海洋プレートの沈み込み帯や付加体,ならびに太古の海底や湖底に堆積した有機物(主に植物)からの寄与が示唆された。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 
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