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J-GLOBAL ID:201102257184566835   整理番号:11A1813843

水処理技術の動向紹介 フォワードオスモシス(FO)を用いた水処理技術の現状と課題

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巻: 34  号: 11  ページ: 777-781  発行年: 2011年11月01日 
JST資料番号: S0836A  ISSN: 0386-2763  CODEN: PTRTD3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,世界中の水不足を改善する新規技術として最も実用化に近いと考えられるフォワードオスモシス(Forward Osmosis:FO)法に焦点を絞り,FO法の原理と基礎,FO法水処理システムおよび本技術の応用例について紹介した。FO法は,高浸透圧溶液「駆動溶液(DS)」の浸透圧を駆動力として水を移動させる水処理技術である。半透膜を挟んで塩水側から淡水側への流れを正とし,塩水側への印加圧力を0とすると,淡水側から塩水側への水の流れが生じ,この点がFO法の作動点である。FO法は,水移動の向きが淡水側から塩水側に向かい,水移動に対する駆動力が浸透圧という点で,静水圧>浸透圧領域の逆浸透(Reverse Osmosis:RO)法と大きく異なる。現在のRO法海水淡水化では,90 atmの高圧をかけるため,高圧ポンプや高耐圧配管などの高額設備コストやランニングコストがかかるが,FO法は5M濃度の塩化マグネシウムなどの塩溶液を駆動溶液とすると1000atm程度の駆動力が得られるため高圧ポンプを必要とせず,常圧で80%以上の高回収率で淡水化が可能であり,低設備コスト・低ランニングコストの利点がある。FO水処理システムの現状と課題(FO膜,駆動溶液:無機塩・糖・水可溶低沸点気体・磁性体微粒子・アルコールなど,DS再生プロセス:蒸留・RO法・磁力など)およびFO法の応用例(海水淡水化:FO/ROハイブリッドシステム・NH3/CO2-FOシステム,浸透圧発電システム)について概説した。
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分類 (2件):
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用水の物理的処理  ,  膜分離 
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