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J-GLOBAL ID：201102270477620601   整理番号：11A0134810

色素増感太陽電池における有機ケイ素色素の可能性

Potential of Organosilicon Dyes as Sensitizers for Dye-sensitized Solar Cells

著者 (2件)： 撹上健二 (群馬大 大学院工学研究科) ,  花屋実 (群馬大 大学院工学研究科)
資料名： 光化学  (Photochemistry)
巻： 41  号： 3  ページ： 133-135  発行年： 2010年12月20日 
JST資料番号： L1031A  ISSN： 0913-4689  CODEN： KOKAEQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シリル置換アゾベンゼン類を用いて,有機ケイ素色素の色素増感太陽電池における増感色素としての可能性を検討した。その結果,アルコキシシリル基及びシラノール部位がTiO₂電極表面への色素のアンカー基として有効に機能し,生成するSi-O-Ti結合が極めて高い耐水性を有することが分った。さらにSi-O-Ti結合を介した光励起色素から,TiO₂への電子注入が従来のカルボン酸色素におけるエステル様結合の場合よりも効率的に進行することが明らかとなった。

シソーラス用語： 太陽電池 ,  *有機ケイ素化合物 ,  アゾ化合物 ,  芳香族化合物 ,  *アゾ染料 ,  基 ,  光ポンピング ,  酸化チタン ,  電極 ,  キャリア注入
準シソーラス用語： アゾ色素 ,  アゾベンゼン誘導体 ,  シラノール基 ,  シリル基 ,  光励起 ,  *色素増感太陽電池 ,  電子注入 ,  二酸化チタン

分類 (3件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  有機けい素化合物  (CF08030C) ,  芳香族単環ヒドロキシルアミン及びヒドラジンその他の芳香族単環多窒素直結化合物  (CF05060O)

引用文献 (10件)：

• 濱川圭弘編. 太陽電池. 2004
• 豊島安健監. 最新太陽電池 総覧. 2007
• 荒川裕則編. 色素増感太陽電池の最新技術. 2007, II
• KALYANASUNDARAM, K. Ed. DYE-SENSITIZED SOLAR CELLS. 2010
• PLUEDDEMANN, E. P. Silane Coupling Agents. 1991

タイトルに関連する用語 (4件)： 色素増感太陽電池 ,  有機ケイ素 ,  色素 ,  可能性