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J-GLOBAL ID：201102270727589675   整理番号：11A0551511

ナノ結晶ドープによるシリカガラスの光機能化

Photofunctionalization of silica glasses by doping with nanocrystals

著者 (1件)： 梶原浩一 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科)
資料名： 旭硝子財団助成成果報告書(Web)
巻： 2010  ページ： NO.6 (WEB ONLY)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0002A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熔融せずにガラスを作製できるため,発光中心をはじめとする光機能元素のまわりの構造を精密制御できることが期待される液相合成法によって,シリカガラスを光機能化することを目指した。試料作製時間の長さと乾燥時の亀裂の発生という液相合成法の大きな難点を克服可能なうえ,従来多用されていた乾燥制御剤やアルコールをはじめとする添加物も必要としない,バルクシリカガラスの新しい合成法を開発した。さらに,フッ素ドープによる脱水や,代表的な発光イオンである希土類イオンのドープとその配位環境の制御に取り組み,希土類フッ化物ナノ結晶の析出したシリカガラスや,高濃度の希土類イオンが均一分散したシリカガラスを得る方法を開発した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ゾル-ゲル法 ,  *石英ガラス ,  希土類元素 ,  *ドーピング ,  光吸収スペクトル ,  赤外吸収スペクトル ,  Ramanスペクトル ,  光ルミネセンス ,  エルビウム ,  ランタン ,  フッ化物 ,  *ナノ結晶 ,  テルビウム ,  ネオジム ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル

分類 (2件)： 光物性一般  (BM08010A) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

物質索引 (1件)： TEOS

引用文献 (8件)：

• 作花済夫, 1988. ゾル--ゲル法の科学, アグネ承風社
• C. J. Brinker and G. W. Scherer, 1990. Sol-Gel Science: The Physics and Chemistry of Sol-Gel Processing, Academic Press, New York
• K. Kajihara, M. Hirano, H. Hosono, 2009. Chem. Commun.2009, 2580-2582
• K. Kajihara, S. Kuwatani, R. Maehana and K. Kanamura, 2009. Bull. Chem. Soc. Jpn.82, 1470-1476
• S. Kuwatani, R. Maehana, K. Kajihara and K. Kanamura, Chem. Lett., accepted for publication

タイトルに関連する用語 (4件)： ナノ結晶 ,  ドープ ,  シリカガラス ,  光機能