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J-GLOBAL ID：201102271690500101   整理番号：11A0881309

パス依存型養豚経営の安定性に関する研究-ネットワーク型経営であるGPFを事例として-

著者 (3件)： 長谷部正 (東北大 大学院農学研究科) ,  安江紘幸 (東北大 大学院農学研究科) ,  伊藤房雄 (東北大 大学院農学研究科)
資料名： 農業経済研究報告  (Journal of Farm Management Economics)
号： 42  ページ： 15-25  発行年： 2011年02月28日 
JST資料番号： L7984A  ISSN： 0288-6855  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グローバルピッグファーム株式会社(GPF)は,企業的な養豚経営のネットワークとして形成された集団である。その内部に個別経営集団を築き,同じ豚種,同じ飼料の飼養を通じて,技術条件を標準化し,生産物をグループへ一元出荷することを基本としている。GPFは1983年に創業し,現在は様々経験をいかに次世代に継承していくかが課題の一つとなっている。そこで,世代間での技術やソフトウェアなどの継承と関連させて,経営安定化の問題への対処の仕方について,物語り論的視点を加味し検討を行った。この研究では経営経済学的観点に加え,GPFが集団としての同一性を保ちつつ引き継がれていくため,集団の中で物語りが構成員の中で共有される必要があるという視点を重視した。物語が語ることは歴史的経路(パス)を語ることで,物語りは,1)グループ全体にかかわる「グループ物語り」および構成員の個別的な「メンバー物語り」,2)創業者世代の物語りと後継者世代の物語りがある。その上で,ネットワーク型経営GPFの特徴やGPF加入のメリットと経営発展,経営継承について述べた。

シソーラス用語： *畜産業 ,  *農業経営 ,  *後継者育成 ,  *継承 ,  *ネットワーク ,  集団 ,  企業経営 ,  経営戦略 ,  私企業 ,  経済効果 ,  原価低減 ,  飼料 ,  豚肉 ,  食品流通 ,  成長 ,  企業内標準化
準シソーラス用語： *企業ネットワーク ,  *事業継続性

分類 (3件)： 生産工学一般  (KB01000U) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L) ,  豚  (FD02040U)

タイトルに関連する用語 (6件)： パス ,  依存型 ,  養豚 ,  経営 ,  安定性 ,  研究