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J-GLOBAL ID：201102276349713654   整理番号：11A1827762

理工系大学の「根本的な地震対策」を考える 免震構造はいかに有効か 被害が最少限にとどまった東北薬科大学

著者 (1件)： 吉村祐一 (東北薬大 薬)
資料名： 化学  (Chemistry)
巻： 66  号： 12  ページ： 17-21  発行年： 2011年12月01日 
JST資料番号： F0095A  ISSN： 0451-1964  CODEN： KAKYAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北薬科大学は,1978年の宮城県沖地震による被災を経験した。それを教訓に新キャンパス建設時には免震構造を導入した。積層ゴムアイソレーター,鉛ダンパー,鋼製U字型ダンパー一体型積層ゴムの3種類,53台の免震装置が配され,さらに,地震時水平方向に可動するすべり支承と呼ばれる柱31台と共に建物を支えている。今回の東日本大震災での被害状況を述べた。最大の被害は,震災後に発生したライフラインの停止により,実験動物センターの維持ができなくなったことである。免震構造を施した建物では被害は軽微なものであった。免震構造によって研究室は守られた。

シソーラス用語： *災害対策 ,  *防災 ,  *免震構造 ,  大学 ,  *大地震 ,  被災 ,  積層ゴム ,  アイソレータ ,  ダンパ ,  支点 ,  *震災 ,  部屋
準シソーラス用語： 滑り支承 ,  宮城県沖地震 ,  研究室 ,  *地震対策 ,  *東日本大震災

分類 (2件)： 化学一般その他  (CA01060X) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

タイトルに関連する用語 (4件)： 大学 ,  地震対策 ,  免震構造 ,  被害