抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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連想記憶を実現する逐次学習は,自己相関学習に比べて,パターン記憶能力において優れていることが示されている。連想記憶には,学習したパターンと少し異なるパターンを入力しても,学習したパターンを出力する誤り訂正能力がある。本稿では,逐次学習の誤り訂正能力を調べるため,学習パターンと入力パターンのハミング距離に注目し,誤り訂正能力の指標として誤り訂正距離を考え,シミュレーションにより求めた。その結果,誤り訂正距離は,学習パターン数が1のとき素子数の半数であり,学習パターン数が増加し素子数の半数付近になるまでほぼ線形に減少することが分かった。