抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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虎網は台湾,中国で稼働している。漁獲対象は夜間に集魚したサバ類,アジ類などである。操業は集魚した魚群の周りを囲むように旋回しながら漁具を投網した後,船尾から漁具を揚網する方法で行われる。700トン程度の大きな船もあり全長は40m程度となる。揚網用ネットウインチ,網捌機,フィッシュポンプ等が搭載されている。縮尺1/140の模型を製作し投網から揚網の過程を回流実験水槽で模型実験し,網裾の沈降と揚網による網成りの変化を観察した。この新漁法の国内における利用は,許可上どの漁法に分類されるが問われる。昨今の中国における相次ぐ操業転換の様子を見ると漁獲効率が高いと推測される。このような漁法の出現は,わが国の漁業・漁法のあり方を考える良いきっかけになると思える。