文献

J-GLOBAL ID：201102284533036544   整理番号：11A1188281

Lz-gradient量子井戸構造の顕微発光分光

著者 (4件)： 稲生繁 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  長友悠介 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  岩満一功 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  赤井一郎 (熊本大 衝撃・極限環境研究セ)
資料名： 熊大極低温  (熊本大学衝撃・極限環境研究センター極低温ユーザー研究報告書)
号： 21  ページ： 35-38  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： L6084A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 半導体量子構造の励起子の量子情報処理への応用が期待されている。ここでは量子化エネルギー勾配構造のLz-gradient量子井戸(QW)における励起子の空間伝搬と高密度励起効果の解明を目的として,顕微発光システムを構築した。QW発光,井戸幅の位置依存性,発光の空間的広がりを調べた。Nd:YAGレーザ光を試料に照射し,反射光を光ファイバー束を通過させ,CCDカメラにより観測した。試料はMBE成長したAl_xGa_1-xAs/GaAs勾配の量子井戸である。QW発光スペクトルでは,不純物発光は試料の位置に無関係であるのに対し,QW発光は試料の位置により井戸幅が変わるので,変化した。QW発光の空間的広がりを調べたが,各ファイバによる発光スペトルの差は殆どなく,広がった励起子が緩和を伴わない共鳴発光していることを示した。

シソーラス用語： *量子井戸 ,  スペクトロスコピー ,  発光 ,  *MBE成長 ,  化合物半導体 ,  半導体薄膜 ,  *発光スペクトル ,  *ヒ化ガリウム ,  *ヒ化ガリウムアルミニウム ,  *ヘテロ接合 ,  *励起子
準シソーラス用語： 共鳴発光 ,  顕微発光分光法

分類 (1件)： 半導体のルミネセンス  (BM08092S)

タイトルに関連する用語 (3件)： Gradient ,  量子井戸 ,  発光分光