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J-GLOBAL ID:201102295921934203   整理番号:11A1318879

地球温暖化に適応するための技術開発 第3章 果樹・茶における適応技術の開発 2 果樹の果実生理障害に対する適応技術の開発(2)ウンシュウミカンの浮皮等の発生程度の品種間差と気象及び樹体要因が発生程度に及ぼす影響の解明

著者 (2件):
資料名:
号: 483  ページ: 414-419  発行年: 2011年07月29日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(ア)ウンシュウミカンの浮皮,着色等に及ぼす温度条件の解明:a 成熟期の高温がウンシュウミカンの浮皮,着色等に及ぼす影響の解明;着色は,着色初期においては+2°C区や+4°C区が対照区よりも高く,+2°Cは11月下旬まで高く推移したが,+4°C区は11月下旬以降着色が遅れる傾向にあった。浮皮が発生しやすい品種では,浮皮はいずれの温度でも著しく発生し,温度差による浮皮発生度の差はみられなかった。b 成熟期前の高温がウンシュウミカンの浮皮,着色等に及ぼす影響の解明;8~11月の全期間に平年平均気温よりも4°C高くなると着色が劣り,浮皮も進んだ。8,9月の4°Cの気温上昇は着色と浮皮に大きな影響を及ぼさなかった。また,成熟期直前の10月の4°Cの気温上昇では着色が遅れ,浮皮も抑制された。c 浮皮発生の少ない品種における成熟期の高温適応性の解明;浮皮発生の少ない品種である‘石地’では,成熟期に平年平均気温よりも2°C又は4°C高くなっても,着色にほとんど影響がなく,浮皮は高温により少し助長されるが,浮皮の程度としては軽微であった。(イ)浮皮発生の少ない品種の特性の解明と対策技術の検討:a 浮皮発生の少ない品種の果皮の栄養成分特性の解明と対策技術の検討;浮皮発生の少ない品種の果皮では浮皮発生の多い品種よりも,NaとMgが多く,Kが少ない傾向があった。また,ウンシュウミカンに硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウム,セルバイン(カルシウムを主成分とする既存の浮皮抑制剤)の散布を行ったところ,硫酸マグネシウム+セルバイン処理は無処理よりも浮皮を抑制する傾向があり,かつ着色を促進する傾向にあった。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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果樹 
引用文献 (1件):
  • 1)河瀬憲次(1984).ウンシュウミカン果実における浮皮発現の要因と防止法に関する研究(第2報)。果実周辺の湿度条件と浮皮発現.果樹試報.D6:41-56.
タイトルに関連する用語 (13件):
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