抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年7月28日から30日にかけて前線の影響により新潟県中部,福島県において豪雨が発生し,この豪雨は「平成23年7月新潟・福島豪雨」と命名された。両県では2004年7月新潟・福島豪雨時にも同様の激しい降雨により被害が発生している。本稿では,7月30日,31日に実施した現地調査とその後の資料調査によって得られた結果をもとに,平成23年7月新潟・福島豪雨における被害の特徴及び信濃川下流部の出水状況について2004年水害との比較を中心に報告した。被害状況,降水状況,信濃川下流域の治水と出水状況(治水システム,2004年水害と復旧事業,ダムの操作状況,出水状況)について報告した。今回の水害では2004年をしのぐ降雨及び出水を記録したにもかかわらず当時のような大規模な破堤を免れた。これは2004年以降に行われた河川改修やダム操作規則の改定等の災害対応が迅速に行われた結果と考えられる。