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J-GLOBAL ID：201202204792598406   整理番号：12A0756019

MIROC大気モデルによる2010年夏季の天候再現実験

著者 (3件)： 森正人 (東大 大気海洋研) ,  渡部雅浩 (東大 大気海洋研) ,  木本昌秀 (東大 大気海洋研)
資料名： 気象研究ノート
号： 225  ページ： 127-134  発行年： 2012年05月10日 
JST資料番号： G0121A  ISSN： 0387-5369  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標題実験から以下の結果を得た。中東からロシア西部に掛けての高温,ロシア中部の低温,北日本を中心とする極東域の高温などの全球的偏差の特徴をよく再現できたので,ラニーニャに関連するSSTA及び北極域の海氷減少が2010年夏季の世界的な天候変動の主要因であると言える。標題猛暑に最も支配的だったのは太平洋高気圧の西での強化であると考えられるが,そのメカニズムは充分明らかにされているとは言えない。

シソーラス用語： *夏 ,  気温 ,  海面水温
準シソーラス用語： MIROC ,  ラニーニャ ,  太平洋高気圧 ,  天候 ,  *猛暑

分類 (1件)： 天気予報  (DC05020O)

引用文献 (6件)：

• Onogi, K., J. Tsutsui, H. Koide, M. Sakamoto, S. Kobayashi, H. Hatsushika, T. Matsumoto, N. Yamazaki, H. Kamahori, K. Takahashi, S. Kadokura, K. Wada, K. Kato, R. Oyama, T. Ose, N. Mannoji, and R. Taira, 2007: The JRA-25 Reanalysis, J. Meteor. Soc. Japan, 85, 369-432, doi:10.2151/jmsj.85.369.
• Reynolds, R. W., N. A. Rayner, T. M. Smith, D. C. Stokes, and W. Wang, 2002: An improved in situ and satellite SST analysis for climate, J. Climate, 15, 1609-1625, doi:10.1175/1520-0442(2002)015<1609:AIISAS>2.0.CO;2.
• 田中昌太郎, 山田卓, 牛田信吾, 萱場瓦起, 2011 : 2010年夏の記録的な高温について. 気象学会2011年度春季大会講演予稿集, 99, D151.
• Watanabe, M., and M. Kimoto, 2000: Atmosphere-ocean thermal coupling in the North Atlantic: A positive feedback, Quart. J. R. Met. Soc., 126, 3343-3369, doi:10.1002/qj.49712657016.
• Watanabe, M., and M. Kimoto, 2001: Corrigendum, Quart. J. R. Met. Soc., 127, 733-734. doi:10.1002/qj.49712757223.

タイトルに関連する用語 (5件)： MIROC ,  大気モデル ,  夏季 ,  天候 ,  再現実験