抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
大規模デジタルシステムの性能評価法として,解析的手法とシミュレーションを併用した高速な評価法が提案されている。この評価法では,確率時限ペトリネット(STPN)によりシステムをモデル化した上で,モンテカルロ法に基づいて,システムの動作単位でイベントグラフを繰り返し生成する必要がある。イベントグラフはSTPNの接続行列に対する行列演算により生成されることから,システムの大規模化に伴って評価時間が著しく増大することとなる。そこで本稿では,接続行列における非零要素の局所化手法と帯行列化手法を提案し,演算対象となる行列要素を限定することで評価時における行列演算時間の短縮を図る。そして,これらの行列操作機能を備えたSTPNの入力ツールを開発し,性能評価実験により評価時間の短縮効果を確認している。(著者抄録)