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J-GLOBAL ID：201202221432839897   整理番号：12A1206613

メタステーブル動作持続時間を隠蔽するツリー型非同期式アービタ

An asynchronous tree arbiter with ability of concealing metastable operation duration time

著者 (5件)： 近藤真史 (川崎医療福祉大 医療技術) ,  大山国晃 (岡山県大 大学院情報系工学研究科) ,  古好佑輔 (岡山県大 大学院情報系工学研究科) ,  横川智教 (岡山県大 情報工) ,  佐藤洋一郎 (岡山県大 情報工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 116(MSS2012 1-29)  ページ： 49-54  発行年： 2012年06月25日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,多くの計算機システムは複数のプロセッサコアで構成されており,コア間の通信に用いる共有のバスやメモリへのアクセスに関する競合が生じる。この競合を処理する回路をアービタといい,2入力アービタ(ME)を木構造に配置したツリーアービタは優れたレイテンシを期待できる。しかし,ツリーの各段において要求の入力時刻が接近するとメタステーブル動作が生起し,レイテンシが著しく増大する。そこで本研究では,各段のMEでの競合処理の完了を待つことなく次段への要求をアサートすることで,メタステーブル動作に起因した遅延時間を隠蔽可能なツリーアービタの構成法を提案する。さらに,メタステーブル動作を考慮したMEのペトリネットモデルを作成し,シミュレーションによりツリーアービタの性能評価を行っている。その結果から,メタステーブル動作の持続時間の隠蔽効果を確認し,ツリーアービタのレイテンシに対するメタステーブル動作の影響を明らかにしている。(著者抄録)

シソーラス用語： ツリー構造 ,  非同期処理 ,  *Petriネット ,  モデル ,  シミュレーション ,  性能評価 ,  *準安定状態 ,  継続時間 ,  電子回路 ,  除去
準シソーラス用語： *アービタ ,  隠蔽 ,  競争排除

分類 (1件)： 記憶方式  (JC02040V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 持続時間 ,  隠蔽 ,  同期式 ,  アービタ