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J-GLOBAL ID:201202234492816122   整理番号:12A0002908

ユーザー・クリエイティブ・ネットワーク~ユーザー・クリエイションを考えるためのメカニズムを再考する~

著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 15-29  発行年: 2011年03月31日 
JST資料番号: L7837A  ISSN: 1881-0101  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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インターネットのコンテンツサービスにおいて,ニコニコ動画,Flickr,Wikipedia,YoutubeなどのCGM(Consumer Generated Media)やUCC(User Created Contents)と呼ばれる,ユーザーが自前でコンテンツを制作するようなサービス群が2000年代後半に大きな話題をさらった。その一方で,オンラインニュース配信や電子書籍など,既存のコンテンツ事業者によるものの多くは成功したとは言い難い状況が続いている。本稿は,CGMやUCCが大きく成功した理由はいったい何だったのかを考察したものである。結論として,UCCは,UCN(User Creative Networks)の部分システムとして捉えるのが適当であると考える。そして,UCNは,オンラインにおいて始まったサービス,としてだけでなくオフラインの趣味ネットワークや,社会・経済的利益に基づかない動機付けをベースとした人々の活動の総体として捉えられるものである。すなわち,俳句や,音楽など幅広い趣味のネットワークの問題と共通性を持ったドメインであると位置づけることができる。したがって,成功したUCCと,成功した俳句や音楽などのオフラインのネットワークの「成功」要因は類似する要因によって捉えることができる。その要因は,流通・製作コストの安さ,評価情報の共有といった要因の他に,参入のための学習の容易さ,コミュニテイの機能などといつた要素も重要になる,ということである。
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引用文献 (43件):
  • [1] エリック・フォン・ヒッペル『民主化するイノベ0ションの時代』ファースト・プレス,2005(=DemocratizingInnovation, 2004)
  • [2] 公文俊平階報社会学序説一ラストモダンの時代を生きる』Nrr出版,2004年
  • [3] 池上英子『美と礼節の絆日本における交際文化の政治的起源』NTT出版、2005年(=Bondsof Civility:Aesthetic Networks and the Political Origins of Japanese Culture (Structural Analysis in the SocialSciences,2005)
  • [4] 七邊信重「同人・インディ0ズ・ゲーム制作を可能にする「構造」一制作・頒布の現状とその歴史に関する社会学的考察一」『コンテンツ文化史研究』pp35-55,コンテンツ学会,2009年
  • [5]樺島榮(郎「ポピュラー音楽におけるインディ0ズの成立」(出口弘、田中秀幸、小山友介(編)『コンテンツ産業論一混淆と伝播の日本型モデル』東京大学出版会,2009年所収)
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