抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空気調和・衛生工学会では,SHASE-S102にて換気効率指標である規準化居住域濃度(居住域平均濃度と完全混合濃度の比)を用いた換気設計に関して指針を示しているものの,省エネルギー性能と良好な空気質を両立させた高度な環境設計を達成するためには,室内に形成される不均一濃度場に対する更なる理解と評価方法の確立が必要である。本研究は,M.Sandbergによりその名称とイメージのみが示されていた換気効率指標Net Escape Velocity(NEV)に関して,CFD解析を前提とした場合の詳細定義ならびにその解析方法に関して提案を行うと共に,室内不均一濃度場の形成構造をNEVにて再解釈を試みるものである。本報(第1報)では,このNEVの定義に基づき,単純な2次元流れ場を対象としてRANSモデルによる平均拡散場解析を実施した上で,NEV分布の解析を実施すると共に,汚染物質の実質的な排出換気量を示すPurging Flow Rateとの関係を整理した結果を報告する。(著者抄録)