抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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阪神・姫路大震災や東日本大震災に見舞われた地域の公共図書館が復旧の早い時期に行った行動の記録を分析した。分析項目は,図書館の避難所利用,応援出務,避難所等でのお話会の実施,避難所等への配本,支援情報の提供,震災関連情報の収集など7項目である。分析の結果,これらの活動は被災地の復旧や生活の維持に貢献しているとした。次に7県からの公共図書館関係者81名を対象に,被災地の読書・図書館の支援をどのように考え,どのように行動したかなどを,また,著者所属大学内の一般教員・学生を対象に支援のボランティアを行う場合,どこで実行するか,被災地支援を行う場合の障害は何かなどについてアンケート調査をした。その結果,支援を企図する者は多いが,現地型支援については企図する者も実行する者も少ないなど支援体制へのヒントを得た。最後に以上の活動内容分析とアンケート結果を元に,「被災地図書館支援体制モデル」を提示した。