文献
J-GLOBAL ID:201202270369315611   整理番号:12A1048317

高レベル放射性廃棄物処分施設における坑道支保工に用いるセメント系材料の低減化技術に関する研究

A Study on the Technology for Reducing Cement-type Materials Used for Tunnel Supports at High-level Radioactive Waste Disposal Sites
著者 (20件):
資料名:
号: 2010-057  ページ: WEB ONLY  発行年: 2011年03月 
JST資料番号: U0304A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高レベル放射性廃棄物の地層処分施設において支保工やグラウトに用いられるセメント系材料は,地下水に溶出し高アルカリ環境を生じさせる。このような高アルカリ環境は,緩衝材や埋め戻し材に使用されるベントナイトや周辺岩盤に変質を生じさせ,処分システムの長期的な性能の確保に不確実性を増大させる結果になることが懸念されている。以上のような背景から,日本原子力研究開発機構と清水建設株式会社は,高レベル放射性廃棄物の地層処分施設において用いるセメント系材料の使用を極力低減する技術開発を目的にした共同研究を実施した。日本原子力研究開発機構では,このような高アルカリ性の影響を抑制する観点から,低アルカリ性セメントの研究開発を進めてきており,支保工としての用途を中心に検討している。一方,清水建設株式会社においては,セメント系支保材料の使用を極力抑えた坑道の新しい構築方法の開発に取り組み,セメント使用量を大幅に低減することができる支保構造の実現可能性を示している。本研究では,まず,地層処分研究開発の第2次取りまとめにて検討した地質環境条件(軟岩,硬岩)および廃棄体の定置方式(竪置き,横置き)を対象に,支保工に用いられるセメント使用量を整理した。次に,処分システムの長期的な性能に配慮した材料として,岩石,ベントナイト等を主体とした支保構造である代替支保工を提案した。提案した代替支保工と裏込め材(坑壁とセグメントとの隙間を充填する材料)の強度および変形特性などの力学特性値を実験等により検討した。さらに,第2次取りまとめでの岩盤物性,地圧と上記にて検討した支保工物性値を用いて支保設計を行い,代替支保工の仕様(サイズ等)を決定した。また,掘削方法を選定した上で代替支保工の施工方法について予備的に検討した。上記の検討結果より,従来の普通ポルトランドセメントを主体とする吹付けコンクリートに対して,セメント使用量を大幅に低減し,かつ低アルカリ性モルタルを利用することにより,セメント影響のさらなる低減化を図った代替支保工の技術的成立性を示すとともに,今後の検討すべき課題を取りまとめた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
放射性廃棄物 
引用文献 (9件):
もっと見る

前のページに戻る