文献

J-GLOBAL ID：201202273665091868   整理番号：12A0192364

福井県勝山市杉山川流域から発見された白亜紀の針葉樹材化石

著者 (2件)： 寺田和雄 (福井県恐竜博物館) ,  矢部淳 (福井県恐竜博物館)
資料名： 福井県立恐竜博物館紀要  (Memoir of the Fukui Prefectural Dinosaur Museum)
号： 10  ページ： 89-102  発行年： 2011年12月20日 
JST資料番号： L8015A  ISSN： 1347-5622  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 勝山市北谷町の杉山川流域で得た珪化木3点を調べた。手取層群赤岩亜層群最上部北谷層から産した可能性が高い2標本はXenoxylon latiporosumとヒノキ科のCupressionxylon sp.に,北谷層もしくは北谷層を不整合で覆う大道谷層に由来した可能性がある1標本はマキ科または原マツ科のPodocarpoxylon sp.と同定した。X.latiporosum以外は手取層群からの初産出である。また。X.latiporosumが日本では少なくとも後期バレミアンまで生育していたことが明らかになった。従来,外帯からのみ知られていたPodocarpoxylonの産出は,当時の内帯にも,外帯と類似した乾期を伴う気候が広がっていたことを示す。

シソーラス用語： 地層 ,  *福井県 ,  *材化石 ,  マキ科 ,  ヒノキ科 ,  *古環境 ,  *古生物記載 ,  針葉樹 ,  白亜紀
準シソーラス用語： Xenoxylon latiporosum ,  手取層群 ,  珪化木

分類 (1件)： 中生代  (DE03030R)

タイトルに関連する用語 (8件)： 福井 ,  勝山 ,  杉 ,  流域 ,  発見 ,  白亜紀 ,  針葉樹材 ,  化石