抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,母子世帯の逼迫した住生活が,育児,家事分担型のシェア居住によってある程度緩和されるというスタンスにつき,母子世帯の居住機能を満たす住まいの一つとしてのシェア居住の可能性を報告した。先ず,母子世帯の居住要求を報告した。次に,母子世帯のシェア居住の事例を報告した。更に,結論として,母子世帯のシェア居住は,集住による育児や家事の軽減,孤独の解消というメリットがあること,住宅にケアの相互補完という要素を組み入れた住居は母子世帯の生活困難の解消に大きく寄与することを報告した。最後に,シェア居住の企画・運営は,シェア居住を応援してくれる空き家を所有するオーナー探しに始まり,そのストックのリフォーム,入居者探し,入居してからの住生活運営のサポート等多岐にわたり,非常に時間や手間がかかるという課題が浮かび上がったことを報告した。