抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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紫外レーザ励起光源を用いて植物葉の蛍光測定技術を開発してきた。本報告は,レーザ光源の代わりに,最近進歩が著しい紫外およびUV発光ダイオード(LED)を用いる植物葉内色素励起光源の開発を試みた。いくつかの候補となる光源素子を選び,各素子の基本特性を検討した。放射照度,発光スペクトルとフィルタリングによるスペクトル強度の修正,素子の温度特性と点灯時間の関係などを検討した。そして,マルチチャネル分光測光システムを開発し,クロロフィル蛍光の誘導期現象を測定した。紫外LEDに適切なフィルタを併用し,レーザ光源と同等の植物葉の蛍光スペクトル測定が可能であるとわかった。しかも,葉の表皮に損傷を与えずにクロロフィル蛍光の誘導期現象を測定するには,低い照度のLED光源のほうがむしろ適しているとわかった。こうした面光源LEDの特長を活かした使い方に,期待が持てる。