抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新潟大学工学部では,1)現実の課題へのものづくり教育,2)社会との共同研究に学部学生を参加させる実践的工学技術,3)社会への適応力を身につけるキャリア教育,4)失敗を乗り越えて深い知識を身につけるボトムアップ教育といった教育改革プログラムを実施してきた。本論文では,現代的教育ニーズ取組支援プログラムでの3)を取り上げ,独自のインターンシップ・プログラムが有機的に組み合わされたキャリア教育について述べた。企業や社会の技術者に対峙できる知見と資質を得ることを目的とし,工学技術の現地現物を調査するマーケット・インターンシップを行った後で,実際の企業での1か月程度のテクノロジー・インターンシップ(TI)を実施する。具体的には,i)受入れ可能企業による学内での企業説明会,ii)学生応募,iii)マッチング,iv)TI実施,v)事業成果の発表,vi)キャリアデザイン・ワークショップでの評価・指導,vii)レポート提出によって選択科目2単位が付与される。H20年度からの4年間で9名の学生が単位を取得し,地元の製品製造業などに機械システム工学科,電気電子工学科,化学システム工学科,機能材料工学科所属の主に3年生がTIを実施した。受講学生のアンケートから能力や理解力の向上,就職活動に役立つことが確かめられ,企業からも好印象が得られた。