抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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燃焼過程に関して,エネルギー多消費産業や基礎燃焼研究分野における新しい燃焼技術の動向に目を向け,エンジンにおけるエクセルギー損失低減について検討した。エクセルギーは,ある状態の系が周囲環境と平衡に達するまでに発生可能な最大の仕事と定義されている。エネルギー循環燃焼の熱力学,高温空気燃焼技術,燃焼過程の不可逆性について言及した。オットーサイクルにおいて,高負荷で等容的な燃焼,低負荷で等圧的な燃焼のように,負荷によって違う燃焼過程を使い分けることによって,比較的経負荷のモード運転時の平均的な効率を高く保ちつつ,かつ全負荷でノッキングの影響を受けないエンジンを実現することができる。過給を用いるシステムでもエクセルギー効率の考察が重要である。