抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高齢化の進む今後の日本においては,従来の「近隣住区論」に基づくものとは異なる,高齢者を単位とした地域環境が必要との仮説から,2つの地方都市を対象とし,在宅で生活する高齢者へのヒアリング調査・分析を通して,「新しい近隣住区」の提案を試みた。「新しい近隣住区」は(1)高齢者が主体的に関わる場所については,身体状況が許せば「近隣」にこだわらず車での広域利用も考慮してよい,(2)家族内の役割や身体状況の変化によって徐々に活動範囲が狭まるため,徒歩利用域に高齢者が通い慣れた場所や役割を担える居場所を複数つくっておくため普段からの配慮が必要である,(3)最終的には自宅においてサービス受容ができる体制を整えたものである,ことを示した。(著者抄録)