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J-GLOBAL ID：201302212706991230   整理番号：13A1425860

ここまで来たフォトニック結晶 フォトニック結晶を用いた共振器量子電気力学の進展

著者 (3件)： 岩本敏 (東大) ,  太田泰友 (東大) ,  荒川泰彦 (東大)
資料名： Optronics  (Optronics)
号： 381  ページ： 98-103  発行年： 2013年09月10日 
JST資料番号： Y0019A  ISSN： 0286-9659  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 量子ドット-フォトニック結晶ナノ共振器結合系を基にした共振器量子電気力学(CQED)の最近の進展と著者らの研究成果を紹介した。こうした系の振る舞いは,量子ドット中に形成される励起子と光共振器光子との相互作用定数g,光子が共振器から漏れる速度κ,量子ドットの緩和レートγの大きさの関係によって決定される。g>κの条件が満たされる場合は強結合状態と呼ばれ,共振器モードと共鳴した量子ドットの間のコヒーレントなエネルギー交換が起こり,系の固有状態が分裂する(真空ラビ分裂)。強結合状態の実現には高Qのナノ共振器が不可決である。ここでは,固体量子情報素子を目指した強結合系の実現に向けた研究,著者らの単一量子ドットからの二光子自然放出,およびマイクロマニュピュレーション法を用いた高品質三次元フォトニック結晶ナノ共振器の作製と量子ドットの発光制御について紹介した。

シソーラス用語： *量子電気力学 ,  技術進歩 ,  *光共振器 ,  量子ドット ,  結合 ,  強結合 ,  スペクトル線分裂 ,  二光子放出 ,  自然放出 ,  コヒーレント相互作用 ,  *フォトニック結晶
準シソーラス用語： Purcell効果 ,  Rabi分裂 ,  光ナノ共振器 ,  光結合

分類 (2件)： その他の光デバイス  (BD06060O) ,  量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (3件)： フォトニック結晶 ,  共振器量子電気力学 ,  進展