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J-GLOBAL ID:201302215263268211   整理番号:13A0397758

粗飼料多給による家畜飼養技術と効率的畜産物生産技術の開発 第1章 粗飼料多給と粗飼料利用効率の向上による家畜飼養技術の開発 2 ルーメン微生物の生育を制御する物質の検索と粗飼料を効率的に分解するルーメン微生物叢確立への応用

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号: 487  ページ: 25-28  発行年: 2013年01月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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粗飼料をより良く分解できるルーメン微生物叢の形成を図るため,細菌細胞間で働く情報伝達物質によるルーメン細菌の制御と粗飼料を効率よく分解するルーメン微生物集団の解析と成立を目標とした。まず,細菌間情報伝達物質であるAHLsの繊維分解菌(Fibrobacter succinogenes)に及ぼす影響の検討し,N-Decanoyl-DL-homoserine lactone(C10)がF.succunogeneseの増殖を抑制することを明らかにした(Takenaka et al.)。PCR-プロファイリング手法では,ルーメン微生物叢は個体により異なる多様性をもつことを示した。粗飼料を効率よく分解するルーメン微生物集団(繊維分解コンソーシアム)の解析するためにルーメン環境から採取したルーメン細菌からのRNA抽出法を検討し,良質なRNAを抽出・精製する方法を確立した。この方法で調製したRNAからcDNAライブラリを構築し,16SrDNAライブラリと比較することにより繊維分解コンソーシアムでの代謝活性高い細菌群は繊維分解菌をサポートするButyrivibrioとTreponemaなどの細菌であることが明らかになった(真貝ら)。また,繊維分解コンソーシアムでは繊維分解だけでなく,繊維分解で生じる水素の処理,細胞間の代謝調節に働くとみられる情報伝達が活発であることが推察された(Shinkai et al.)。これらのことから,繊維分解をサポートする細菌群の活性を高く維持することができれば粗飼料がより有効に利用され,生産効率を低下させることなく濃厚飼料の給与量を節約することが可能となると見込まれた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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牛  ,  粗飼料 
物質索引 (1件):
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引用文献 (3件):
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