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J-GLOBAL ID：201302220478488410   整理番号：13A1369390

無共溶媒ゾル-ゲル法による光機能性シリカガラスの創製

Synthesis of photofunctional silica glasses by a cosolvent-free sol-gel method

著者 (1件)： 梶原浩一 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科)
資料名： 日本板硝子材料工学助成会成果報告書(CD-ROM)  (Nippon Sheet Glass Foundation for Materials Science and Engineering Report (CD-ROM))
巻： 31  ページ： 56-62  発行年： 2013年 
JST資料番号： X0948B  ISSN： 1883-3128  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 希土類イオン高濃度ドープシリカガラスの無共溶媒ゾル-ゲル合成法を開発した。この手法は共溶媒や他の添加剤を使用せず,試薬の使用量を削減できる。また,ゲル化と並行した相分離によってマクロ細孔が形成されるため,従来モノリス状シリカガラスのゾル-ゲル合成における主要な課題であった乾燥時の亀裂と焼成時の発泡の抑制も容易となる。アルミニウムまたはリンの共ドープは希土類イオンの溶解性を向上させるうえで有用であることが示された。一方で,希土類イオンの配位環境はアルミニウム共ドープガラスとリン共ドープガラスとで異なっていることが示唆された。紫外光照射したTb-P共ドープガラスは明るい緑色発光を与えることが見出された。(著者抄録)

シソーラス用語： *石英ガラス ,  *光学ガラス ,  *ゾル-ゲル法 ,  金属イオン ,  希土類元素 ,  ドーピング ,  防止 ,  起泡 ,  抑制 ,  アルミニウム ,  リン ,  溶解度 ,  ネオジム化合物 ,  テルビウム化合物 ,  可視発光スペクトル ,  蛍光寿命 ,  可視吸収スペクトル ,  硝酸塩 ,  アルミニウム化合物 ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル ,  芳香族化合物 ,  有機リン化合物
準シソーラス用語： テルビウムイオン ,  ネオジムイオン ,  希土類イオン ,  亀裂防止 ,  共ドーピング ,  硝酸アルミニウム ,  硝酸テルビウム ,  硝酸ネオジム

分類 (1件)： ガラスの製造  (YC02020O)

物質索引 (3件)： テトラエトキシシラン ,  トリフェニルホスフィンオキシド ,  酢酸アンモニウム

引用文献 (10件)：

• 1) 作花済夫,ゾルーゲル法の科学,アグネ承風社,1988
• 2) C. J. Brinker and G. W. Scherer, Sol-Gel Science: The Physics and Chemistry of Sol-Gel Processing, Academic Press, New York, 1990
• 3) K. Kajihara, M. Hirano, H. Hosono, Chem. Commun. 2009, 2580 (2009) .
• 4) K. Kajihara, S. Kuwatani, R. Maehana, K. Kanamura, Bull. Chem. Soc. Jpn. 82 , 1470 (2009).
• 5) S. Kuwatani, R. Maehana, K. Kajihara, K. Kanamura, Chem. Lett. 39, 712 (2010).

タイトルに関連する用語 (5件)： 共溶媒 ,  ゾル-ゲル法 ,  光機能 ,  シリカガラス ,  創製