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J-GLOBAL ID：201302248589500780   整理番号：13A1317643

次世代水処理膜の展望

著者 (3件)： 比嘉充 (山口大 大学院理工学研究科) ,  渋谷真史 (山口大 大学院理工学研究科) ,  泉川慎介 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： Nanofiber  (Nanofiber)
巻： 4  号： 1  ページ： 3-6  発行年： 2013年07月17日 
JST資料番号： F1130A  ISSN： 2185-3215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下水や汚染河川水を含む様々な水の淡水化のための次世代水処理膜としては正浸透膜と高浸透圧溶液を用いる正浸透法,カーボンナノチューブ(CNT)を用いる方法が有望である。正浸透法は正浸透膜,正浸透膜モジュール,駆動溶液(DS)およびDS再生プロセスで構成され,浸透圧差を駆動力として用い,静水圧を加えずに水処理が可能なため,現行の逆浸透法よりも低コストかつ高回収率という利点がある。CNT膜は低圧化学気相成長法を含む幾つかの方法により作製され,従来の高分子膜と比較して高い機械的強度,高温および化学的安定性を有し,通過する際の水分子の抵抗が非常に小さく,高い水回収率が期待されている。CNT膜を実用化するためには,ナノレベルでのCNT膜の孔径の制御が必要であり,さらなる技術開発が必要である。

シソーラス用語： *半透膜 ,  *カーボンナノチューブ ,  膜分離 ,  *淡水化 ,  物理的水処理 ,  膜
準シソーラス用語： CNT膜 ,  *正浸透膜

分類 (1件)： 用水の物理的処理  (SC02030T)

引用文献 (5件)：

• 1) National Geographic April issue (2010).
• 2) S. Lee et al. J. Membr. Sci., 365 (2010) 34-39.
• 3) Hummer et. al. Nature 414 (2001), 188.
• 4) J.K. Holt, et al., Science, 312 (2006) 1034-1037.
• 5) J. K. Holt et al., Nano Lett., 4, 2245 (2004).

タイトルに関連する用語 (3件)： 次世代 ,  水処理 ,  展望