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J-GLOBAL ID：201302248607264364   整理番号：13A1291091

準同型暗号技術による位置情報認証

著者 (5件)： 田中秀磨 (防衛大) ,  WANG Lihua (情報通信研究機構) ,  市川隆一 (情報通信研究機構) ,  岩間司 (情報通信研究機構) ,  小山泰弘 (情報通信研究機構)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J96-D  号： 8  ページ： 1913-1924  発行年： 2013年08月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 情報の発信源の特定や物流の経由地点など,位置情報の利用が普及拡大している。またクラウド環境においては,ユーザ認証やアクセス制御にこれまで以上の安全性が要求され,位置情報や時刻など物理的な情報を組み合わせる手法も検討されている。このように位置情報を利用する場面が多々出現している状況であるが,位置情報とは座標であり不変的な情報のため,発信者の主張を信用するのみで信頼性が乏しいという問題がある。更に位置を詐称していることをネットワークプロトコルで見破ることは難しい,という欠点もある。そこで位置情報そのものの正当性を示す認証方式が必要である。本論文では準天頂衛星及び地上放送の電磁波を利用して,準同型暗号による位置情報を認証するプロトコルを2種類提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *暗号 ,  *認証 ,  セキュリティシステム ,  *位置情報 ,  準天頂衛星 ,  情報 ,  時間 ,  行為 ,  プロトコル
準シソーラス用語： *準同型暗号化 ,  ユーザ認証 ,  *位置情報認証 ,  タイムスタンプ ,  改竄 ,  セキュリティプロトコル

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  符号理論  (ND02030R)

引用文献 (11件)：

• N. Chandran, V. Goyal, R. Moriarty, and R. Ostrovsky, “Position based cryptography,“ CRYPTO 2009, LNCS 5677, pp.391-407, 2009.
• C. Gentry, “On homomorphic encryption over circuits of arbitrary depth,“ STOC 2009, pp.169-178, Stanford University, 2009.
• V. Goyal, O. Pandey, A. Sahai, and B. Waters, “Attribute-based encryption for fine-grained access control of encrypted data,“ AsiaCCS 2006, pp.89-98, 2006.
• C.A. Melchor, P. Gaborit, and J. Herranz, “Additively homomorphic encryption with d-operand multiplications,“ CRYPTO 2010, LNCS 6223, pp.138-154, 2010.
• P. Paillier, “Public-key cryptosystems based on composite degree residuosity classes,“ EUROCRYPT 1999, LNCS 1592, pp.223-238, 1999.

タイトルに関連する用語 (3件)： 暗号 ,  位置情報 ,  認証