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J-GLOBAL ID：201302254250527493   整理番号：13A0971453

有機ケイ素色素による色素増感太陽電池の高性能化

著者 (2件)： 撹上健二 (群馬大 ATEC) ,  花屋実 (群馬大 大学院工学研究科)
資料名： ケイ素化学協会誌
号： 28  ページ： 20-25  発行年： 2011年10月01日 
JST資料番号： L3693A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機ケイ素色素のDSSC(色素増感太陽電池)における増感色素としての可能性を検討した結果,エトキシシリル基がTiO₂電極表面への色素アンカー基として有効に機能し,生成するSi-O-Ti結合が極めて高い耐水性を有すること,さらにSi-O-Ti結合を介した光励起色素からTiO₂への電子注入が,従来のカルボン酸色素におけるエステル様結合の場合よりも効率的に進行することが明らかになった。また,ポルフィリン色素へのTMS基の導入により,増感特性が大きく向上することを見出し,増感色素へのアルキルシリル基の導入が,光電変換効率の改善に有効である可能性を示した。

シソーラス用語： *色増感 ,  *太陽電池 ,  *有機ケイ素化合物 ,  *酸化チタン ,  エネルギー変換効率 ,  光電効果 ,  電流電圧特性 ,  太陽光 ,  光照射 ,  短絡電流 ,  電流密度 ,  光電流 ,  アゾ化合物 ,  芳香族化合物 ,  吸着 ,  色素 ,  耐水性 ,  可視吸収スペクトル ,  電圧
準シソーラス用語： 色素増感太陽電池 ,  光電変換効率 ,  アゾベンゼン類 ,  色素吸着 ,  開路電圧

分類 (2件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  有機けい素化合物  (CF08030C)

引用文献 (13件)：

• もっとくわしく知りたい太陽光発電のすべて, ニュートンプレス (2010).
• 豊島安健、内田聡 監修, 最新太陽電池総覧, 技術情報協会 (2007).
• Recent Advances in Research and Development for Dye-Sensitized Solar Cells I and II, ed. by H. Arakawa, CMC Publishing, Tokyo, 2001 and 2007.
• DYE-SENSITIZED SOLAR CELLS, ed. by K. Kalyanasundaram, EPFL Press, Lausanne, 2010.
• E. P. Plueddemann, Silane Coupling Agents, 1st and 2nd ed., Plenum Press, New York, 1982 and 1991.

タイトルに関連する用語 (4件)： 有機ケイ素 ,  色素 ,  色素増感太陽電池 ,  高性能化