抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,CPU(central processing unit)の高性能化に伴いその発熱量が増加する傾向にある。スーパーコンピュータでは従来からフロリナート等のフッ素化炭化水素系液体(以後FC流体と略す)を用いた直接液冷が行われている。FC流体は蒸発潜熱や熱容量が低い欠点を有するため,金属ナノ粒子やナノ水滴を分散させることによって性能が向上することが期待されている。本研究では代表的FC流体であるNovecにナノ水滴や銀ナノ粒子を分散させたナノ流体の調製とその熱伝導率,単相流冷却効果の評価を順次行った。結果として,複数の有機添加剤や化学的表面改質操作によりナノ水滴,銀ナノ粒子を分散させることができた。またナノ水滴分散型ナノ流体はベース流体と比べ高い熱伝導率,単相流冷却効果を示した。(著者抄録)