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J-GLOBAL ID：201302262281121919   整理番号：13A0057476

中炭素低合金鋼の温間テンプフォーミングで形成した超微細繊維状結晶粒組織

著者 (2件)： 木村勇次 (物質・材料研究機構) ,  井上忠信 (物質・材料研究機構)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 52  号： 6  ページ： 299-300  発行年： 2012年12月28日 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは中炭素鋼において超微細繊維状結晶粒組織を得る方法を開発し,温間テンプフォーミング法と命名した。この鋼の加工法,金属組織,及び機械的性質の特徴を述べ,従来から存在する類似法としてのストレインテンパリング法及びオースフォーム法などと比較し,開発した方法の優位性を示した。中炭素鋼を焼入れ後に得られる焼戻しマルテンサイトの温間加工により首記鋼を製作すると同時に複雑形状部品に成形することができる。二種類の炭化物粒子の粒径分布を有する鋼の金属組織電子顕微鏡写真と,150から-196°Cにて実施されたシャルピー衝撃試験片の試験後の形状を示し,本鋼が高い衝撃吸収エネルギーを持つことを示した。

シソーラス用語： *低合金鋼 ,  電子顕微鏡 ,  *加工熱処理 ,  マルテンサイト鋼 ,  マルテンサイト ,  焼戻 ,  炭化物 ,  繊維組織 ,  HSLA鋼 ,  中炭素合金鋼 ,  電子顕微鏡写真 ,  鋼 ,  結晶粒微細化 ,  *温間加工 ,  粒界析出 ,  エネルギー吸収 ,  低温強さ ,  高温強さ ,  マルテンサイト変態 ,  衝撃強さ
準シソーラス用語： クロムモリブデン鋼 ,  *テンプフォーミング ,  マルフォーミング ,  吸収エネルギー ,  高強度低合金鋼 ,  衝撃吸収 ,  超微細粒鋼

分類 (3件)： 熱処理技術  (WC03020T) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (9件)：

• 古原忠. ふぇらむ. 2007, 12, 748
• 早川正夫. 日本金属学会誌. 2002, 66, 745
• TAUJI, N. Scr. Mater. 2002, 46, 305
• OHMORI, A. ISIJ Int. 2004, 44, 1063
• KIMURA, Y. Science. 2008, 320, 1057

タイトルに関連する用語 (5件)： 炭素 ,  低合金鋼 ,  テンプフォーミング ,  微細繊維 ,  結晶粒組織