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J-GLOBAL ID：201302270481503525   整理番号：13A0734298

形態素間の優先関係を考慮した略語生成手法

著者 (7件)： 田中友樹 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  及川孝徳 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  山名早人 (早稲田大 理工学術院) ,  山名早人 (国立情報学研) ,  大西貴士 (NEC 情報・ナレッジ研) ,  土田正明 (NEC 情報・ナレッジ研) ,  石川開 (NEC 情報・ナレッジ研)
資料名： 情報処理学会シンポジウムシリーズ(CD-ROM)  (IPSJ Symposium Series (CD-ROM))
巻： 2012  号： 5  ページ： ROMBUNNO.B4,TANAKA  発行年： 2012年11月13日 
JST資料番号： L6741A  ISSN： 1882-0840  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,拡張子やリンク情報等の構造情報を持たない一般的な文書から略語推定を行い,大規模略語辞書を構築することを目的としている。効率的かつ網羅的な略語推定のため,本研究では「略語生成プロセスのモデル化」を行った。従来の略語生成手法は,略語生成や候補の絞り込みにおいて大規模なコーパスを用いるため,社内文書等への適用が困難であった。これに対し本稿では,原語(正式名称)から略語が生成される際,略語として残存する形態素の優先関係を用いた手法を考案し,小規模なコーパスでの学習と,コーパスを用いない略語候補の絞り込みを可能とした。具体的には,「原語における形態素間の相対的な優先関係(略語中への残りやすさ)」を利用し,略語候補の絞り込みを行う。これにより,略語推定の精度・網羅率向上,さらには略語候補数の削減が可能となる。正解セット(原語数180,平均略語数3.53)を用い評価したところ,精度はMAP@5で0.483,上位5位までの略語の網羅率は0.256となり,従来手法に比べ高い精度を保持したまま,効率的かつ網羅的に略語推定を行えることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *略語 ,  *自然言語処理 ,  優先順位 ,  辞書 ,  *コーパス ,  形態素 ,  小規模 ,  フィルタリング ,  精度 ,  評価試験 ,  モデリング ,  *機械学習
準シソーラス用語： 絞り込み ,  *自然言語生成 ,  *小規模コーパス ,  網羅率

分類 (3件)： 情報加工一般  (AC05010A) ,  自然語処理  (JE06000L) ,  人工知能  (JE08000Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 形態素 ,  優先 ,  略語 ,  手法