文献

J-GLOBAL ID：201302279709008241   整理番号：13A0761076

流域スケールの雨水貯留量の推定法に関する研究

著者 (3件)： 岡崎聡史 (福島大) ,  小林秀平 (福島大 大学院共生システム理工学研究科) ,  横尾善之 (福島大)
資料名： 東北地域災害科学研究  (東北地域災害科学研究報告)
巻： 49  ページ： 163-168  発行年： 2013年03月01日 
JST資料番号： F0536B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の洪水や渇水時の貯留量の状況を把握する方法について検討した。流域の流出過程に複数の式が必要な場合について,流出過程を単一の式と仮定したKirchnerの手法を有効にする手段として,成分分離を行う方法の可能性を調べた。名取川湯本観測所など東北地方にある一級河川の中で人間活動の影響が少ないと思われる上流部を5ケ所を選定した。結果,Kirchnerの手法と比べて流域に安定して存在している貯留量の特徴をよく表しており,洪水や渇水の起こりやすい時期がある程度は把握できる可能性が高いことなどを示した。

シソーラス用語： *流域面積 ,  雨水 ,  貯留 ,  *流水量 ,  *予測技法 ,  河川 ,  主成分分析 ,  流量特性 ,  時定数 ,  パラメータ推定 ,  年変化 ,  *測定データ ,  *予測誤差 ,  洪水 ,  渇水
準シソーラス用語： 阿武隈川 ,  名取川 ,  北上川 ,  鳴瀬川 ,  馬淵川

分類 (1件)： 水資源  (RC11020F)

引用文献 (4件)：

• 日野幹雄,長谷部正彦 (1985), FORTRANとBASICによる水文流出解析,森北出版株式会社
• Kirchner, J. W. (2009), Catchments as simple dynamical systems: Catchment characterization, rainfall-runoff modeling, and doing hydrology backward, Water. Resour. Res., 45, W02429, doi:10.1029/2008WR006912.
• 高橋裕 (1990), 河川工学,東京大学出版.
• 樹毛善之,小林秀平,川崎雅俊 (2012), 日本の山地流域における貯留量変化および貯留能の推定に向けた基礎的検討,土木学会論文集Bl (水工学), 第68巻, pp.I_475-I_480.

タイトルに関連する用語 (5件)： 流域 ,  スケール ,  雨水貯留 ,  推定法 ,  研究