抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究はロボットハンドやマニピュレータにおいて,切替え制御系を用いて接触時の衝撃力低減と,センサレス力制御の両方を実現する手法を提案した。衝撃力低減については,接触時の衝撃力を測定・解析した上で衝撃力を低減できる位置指令を設計し,位置決め制御系に適用した。また,センサレス力制御については,制御対象の非線形特性による力制御の劣化,すなわち過大な振動発生を防止するためにスライディングモード制御による力制御系を構成した。さらに,接触モデルを用いて位置情報から加圧力特性を推定し,力制御系に適用することで高精度なセンサレス力制御を実現した。シミュレーションから接触時の衝撃力は約60%低減されたことを確認した。また,提案方式の有効性は数値シミュレーションで検証した。