抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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将来,太陽光発電の発電電力を電力会社が買い取らなくなる可能性も否定はできない。そこで,電力会社(電力系統)からの買電は可能であるが,電力会社への売電はできないという制約条件のもとで,太陽光発電の設備容量と蓄電池の容量を種々変化させた場合について,システムのエネルギーフローのシミュレーションを行うとそして,そのシミュレーション結果に基づいて,システムのエネルギー収支を明らかにし,必要となる蓄電池の容量等についての検討を行った。その結果,蓄電池の必要容量は充放電可能量ベースでおよそ1晩(日の入りから翌日の日の出まで)分の負荷電力量に等しい15kWh程度であることが分かった。この結果より,電力会社への売電ができない場合に有効に機能する蓄電池の容量は充放電可能量ベースでおよそ1晩分の負荷電力量までで,大容量の蓄電池を設置してもそれをこえる分の蓄電池は有効性が大幅に低下することが明らかになった。