抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の養殖ワカメ生産量の8割を占める三陸地域(主に岩手県)を対象として,ワカメ養殖業が抱えている課題を明らかにし,東日本大震災により甚大な被害を受けたワカメ養殖業を復興させるためのビジョンや計画について述べた。ワカメ養殖業では養殖生産者数,完成度の高い加工機器,良好な漁場,価格が制限要因となっていると考えられる。ワカメの生産量は2000年以降,労働量により決定されている。大震災によりほぼ全ての労働手段が奪われ,経営構造の変革が迫られている。これからのワカメ養殖業のあり方としては,経営規模を拡大し,完成度の高い加工機器等の労働代替技術を導入して経営を効率化する協業経営が適すると考えられる。これを支援・指導する組織が必要である。