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J-GLOBAL ID：201302295472504244   整理番号：13A0782860

コネクション直列化によるTCP Incastの回避

TCP Incast Avoidance Based on Connection Serialization

著者 (5件)： 長田繁幸 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  長田繁幸 (日本総合研究所) ,  梶田和俊 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  福島行信 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  横平徳美 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 463(NS2012 165-289)  ページ： 249-254  発行年： 2013年02月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： データセンタで使用される分散ファイルシステムでは,複数のサーバからクライアントに向けて一斉にパケットが送信されることにより,クライアント側リンクでバッファオーバーフローが発生し,その結果,スループットが極端に低下してしまう現象(TCP Incast,以下,インキャストと呼ぶ)が起こり得る。本論文では,インキャストを回避する手法として,完全直列化法と準完全直列化法という2つの手法を提案する。前者は,コネクション設定を完全に直列化することにより,2つ以上のサーバからのパケットが同時にクライアント側リンクに到着することを避けることで,インキャストを回避する方法である。後者は,少数のコネクション設定を並列化することにより,インキャストを回避しつつ,前者よりもスループットを増加させようとする方法である。ここでは,NS2によるシミュレーションにより2つの方法の有効性を確認する。(著者抄録)

シソーラス用語： *TCP/IP ,  バッファ方式 ,  *スループット ,  パケット ,  計算機システム ,  データセンタ ,  ファイルシステム
準シソーラス用語： TCP【プロトコル】 ,  クライアントサーバ ,  サーバ【計算機】 ,  バッファオーバフロー ,  分散ファイルシステム

分類 (1件)： 通信網  (ND07030A)

タイトルに関連する用語 (3件)： 直列 ,  TCP ,  回避