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J-GLOBAL ID：201302299955873149   整理番号：13A1826921

ポリスチレンラテックスナノ粒子の酵母細胞への付着・取込現象の評価

Adhesion and Internalization of Functionalized Polystyrene Latex Nanoparticles toward the Yeast Saccharomyces cerevisiae

著者 (6件)： 宮崎準平 (大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野) ,  栗山雄太 (大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野) ,  宮本顕久 (大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野) ,  徳本勇人 ,  小西康裕 (大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野) ,  野村俊之 (大阪府立大学 大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野)
資料名： 粉体工学会誌  (Journal of the Society of Powder Technology, Japan)
巻： 50  号： 7  ページ： 472-477 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： S0129A  ISSN： 0386-6157  CODEN： FKKADA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多様な感応基をもつポリスチレンラテックス(PSL)製品ナノ粒子(公称径:50nm)のモデル真核生物としての出芽酵母への毒性及び挙動(インターナリゼーション,付着,分散)をコロニーカウント法及び顕微鏡観察を用いて調べた。コロニーカウントテストは,負の表面電荷をもつPSLナノ粒子には,ほとんどないかないし毒性がなかった。一方,アミン官能基及び正の表面電荷をもつPSLナノ粒子は5 mol/m³ NaCl中で高い毒性を示した。一方,p-アミンは154 mol/m³ NaCl中でほとんど有害でなかった。それはモデル原核生物としてのEscherichia coliasの毒性効果と全く異なっていた。共焦点及び原子間力顕微鏡観察は,5 mol/m³ NaCl中で,p-アミンナノ粒子は酵母表面の全体を覆い細胞死が起きたが,一方,154 mol/m³ NaCl中でエンドサイトーシスによりインターナリゼーションが起きて細胞死は起こらなかったことを示した。(著者抄録)(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： インターナリゼーション ,  *毒性 ,  *ポリスチレン ,  *ラテックス ,  ナノ粒子 ,  付着 ,  表面電位 ,  *Saccharomyces cerevisiae
準シソーラス用語： *ポリスチレンラテックス ,  *出芽酵母 ,  表面ポテンシャル

分類 (2件)： 粉体工学  (XD03010M) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

引用文献 (29件)：

• KAHRU, A. Mapping the dawn of nanoecotoxicological Research. Acc. Chem. Res. 2013, 46, 823-833
• MIYAMOTO, A. Ecotoxicity of PSL nanoparticles to Escherichia coli. J. Soc. Powder Technol., Japan. 2012, 49, 362-366
• GARCIA-SAUCEDO, C. Low toxicity of HfO_2, SiO_2, Al2O_3, and CeO_2 nanoparticles to the yeast, Saccharomyces cerevisiae. J. Hazard Mater. 2011, 192, 1572-1579
• KASEMETS, K. Toxicity of nanoparticles of ZnO, CuO and TiO_2 to yeast Saccharomyces cerevisiae. Toxicol. Vitro. 2009, 3, 1116-1122
• LEE, S. Eco-toxicity of commercial silver nanopowders to bacterial and yeast strains. Biotechnol. Bioprocess Eng. 2009, 14, 490-495

タイトルに関連する用語 (7件)： ポリスチレンラテックス ,  ナノ粒子 ,  酵母 ,  細胞 ,  取込 ,  現象 ,  評価