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J-GLOBAL ID:201402207891198065   整理番号:14A0649850

バイオマスの地域特性に応じて,バイオマスのエネルギー変換とマテリアル変換とを効率的に組み合わせたモデルの構築・実証・評価 第3章 関東都市近郊農業地域におけるバイオマス利用モデルの構築・実証・評価 2 需要対応型バイオマスリファイナリーシステムの構築

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号: 500  ページ: 87-116  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(ア)再生資源の需要の時期的変動に対応できるバイオマスリファイナリーシステムの構築:千葉県香取市に試作・設置した山田バイオマスプラントを1年を通して長期的に運転し,その運転記録等から,メタン発酵プラントにおけるトラブル,物質収支の特徴を考察した。また,メタン発酵プラントの経済的な運転のための取り組みとその効果について整理した。運転開始当初は設計が現実と合致していなかったことに起因する各種トラブルが発生し,2年目以降では消耗材,交換部品の交換が始まり,3年目からは部品の消耗や長期間運転の影響が原因とみられるトラブルが増加する傾向が見られた。トラブルを記録し,教訓とすることで,トラブルを未然に防ぐことがある程度可能であり,プラントの安定的な運転につながることが示された。また,物質収支の解析から,ふん尿の排出形態(家畜の飼養形態)がメタン発酵プラントの運転に大きく影響を及ぼすことが示唆された。メタン発酵プラントにおける維持管理作業について,経験豊富なシルバー人材の活用や地元企業の活用により,プラントの維持管理コストの削減が可能であることが示された。(イ)メタン発酵消化液の高付加価値化及び利用技術の開発:新しい方法での消化液濃縮技術の開発は,減圧蒸留処理を中核技術として消化液中のNH4-Nの濃縮について検討し,MAP生成反応の適用や全還流蒸留によるNH4-Nの抽出及び二酸化炭素ガスとの反応による固形化で,十倍以上の大幅な濃縮を達成した。また,山田バイオマスプラントで生成した消化液は,現場で輸送や散布の技術改善をくり返し,ほぼ全量を主に基肥として25種類以上の作物に利用した。施用した農地は年間約200筆,農地面積は約50haであった。ニンジンやネギ等の栽培については詳細な試験で肥料効果を実証した。また,水田への適切な施用方法を開発し,施肥指針を作成した。(ウ)メタン発酵消化液由来の有機濃縮液肥を用いた養液栽培システムの開発:炭酸ガスのトマト栽培ハウスへの施用試験を行い,開花期の前進,茎葉の乾物率の増加,空洞果等の減少による上物割合の向上,上段での果実糖度の向上といった効果を確認した。但し,この試験では,やや小玉化したことで総収量が減少した。...(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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農業廃棄物の利用  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
引用文献 (15件):

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