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J-GLOBAL ID：201402208171785520   整理番号：14A0889320

生産・流通・加工工程における体系的な危害要因の特性解明とリスク低減技術の開発〈化学物質〉第1章 農産物におけるヒ素およびカドミウムのリスク低減技術の開発 1 水稲におけるヒ素の体系的なリスク低減技術の開発(3)稲の化学形態別ヒ素吸収パターンの解明-水管理等を考慮したイネのヒ素吸収パターンの解明-

著者 (4件)： 川崎晃 (農業環境技術研) ,  荒尾知人 (農業環境技術研) ,  本間利光 (新潟県農業総合研 園芸研究セ) ,  松本真悟 (島根大)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 521  ページ： 54-58  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)水稲ヒ素吸収に及ぼす水管理の影響:湛水管理期間が長くなるほど玄米総As濃度は高くなり,玄米総Asに占めるDMAの割合も高くなった。(イ)水稲ヒ素吸収に及ぼす鉄資材の影響:ポット試験においては,フェリハイドライトおよび0価鉄資材の添加がAs吸収抑制に効果的であった。圃場試験においては,0価鉄資材の連用により,As吸収抑制効果が確認された。(ウ)水稲体中のAsの移行特性と他元素との相互関係:リン酸の玄米への転流割合が大きいほど玄米の総ヒ素濃度が低下する傾向があり,玄米の総ヒ素濃度とリン酸の玄米への転流が関係していることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 水稲 ,  *ヒ素 ,  制御 ,  状態分析 ,  *水管理 ,  *生体吸収 ,  期間 ,  生体内蓄積 ,  玄米 ,  ポット試験 ,  水酸化鉱物 ,  作用 ,  抑制 ,  マイグレーション【化学物質】 ,  リン酸 ,  転流【生体】
準シソーラス用語： ゼロ価鉄資材 ,  フェリハイドライト ,  リスクコントロール ,  化学形態別分析 ,  *吸収パターン ,  水管理期間 ,  総ヒ素濃度

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

引用文献 (2件)：

• Arao, T. et al. (2009).Effects of water management on cadmium and arsenic accumulation and dimethylarsinic acid concentrations in Japanese rice. Environmental Science and Technology, 43: 9361-9367.
• 稲原誠・雄川洋子・東英男(2007).生育後期の湛水管理による水稲のカドミウム吸収抑制.土肥誌.78:149-155.

タイトルに関連する用語 (16件)： 流通 ,  加工工程 ,  体系 ,  要因 ,  リスク低減 ,  開発 ,  化学物質 ,  農産物 ,  ヒ素 ,  カドミウム ,  水稲 ,  体系的なリスク ,  稲 ,  化学形態 ,  水管理 ,  イネ