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J-GLOBAL ID：201402226922059152   整理番号：14A0679199

分子動力学計算を用いた炭素繊維のナノ構造解析

著者 (2件)： 岡本伸吾 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  伊藤明彦 (東レ 複合材料研)
資料名： 愛媛大学社会連携推進機構研究成果報告書
号： 7  ページ： 38-43  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： L5786B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 分子動力学計算を用い,PAN系炭素繊維の引張応力-配向度および応力-歪曲線の機械特性の解析ツールを開発した。炭素繊維に含まれるsp³炭素およびsp²炭素の機械特性を従来のポテンシャル関数より精度良く近似可能なポテンシャル関数IOPを開発した。炭素繊維に含まれる結晶粒界や配向度などの構造欠陥を扱いためには10万原子以上の解析モデルを用いる必要がある。本研究では,MPI(メッセージ・パッシング・イアンターフェイス)を用いて,解析モデルを空間分解して領域毎にCPUを割り当てる領域分割法を採用し,Fortranを用いて並列計算が可能な計算コードを独自に開発した。炭素繊維の構造要素であるグラフェンや黒鉛結晶のモデルに各種の欠陥を含ませて引張破壊をシミュレーションした。

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *分子動力学 ,  *ナノ構造 ,  *炭素繊維 ,  アクリル繊維 ,  ポリアクリロニトリル ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  引張応力 ,  分子配向 ,  分子軌道 ,  引張強さ ,  Young率 ,  格子欠陥 ,  結晶粒界 ,  解析モデル ,  システムインタフェイス ,  分割法 ,  計算機アルゴリズム ,  数値解法 ,  FORTRAN ,  破壊 ,  破壊力学 ,  グラファイト ,  密度汎関数法 ,  グラフェン
準シソーラス用語： MPI【インタフェイス】 ,  PAN系炭素繊維 ,  ポテンシャル関数 ,  構造欠陥 ,  *分子動力学計算 ,  領域分割法 ,  DFT【関数】

分類 (6件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  高分子固体の力学的性質  (CG02023D) ,  破壊力学一般  (HC04010A) ,  数値解析,近似法  (AB04000F) ,  入出力インタフェイス  (JC04040J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 分子動力学計算 ,  炭素繊維 ,  構造解析