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J-GLOBAL ID：201402228099033420   整理番号：14A0501893

新しい津波減災対策の提案-「個別訓練」の実践と「避難動画カルテ」の開発を通して

著者 (4件)： SUN Yingying (京大 大学院情報学研究科) ,  近藤誠司 (NHK 大阪放送局) ,  宮本匠 (京大 防災研) ,  矢守克也 (京大 防災研)
資料名： 災害情報  (日本災害情報学会誌)
号： 12  ページ： 76-87  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： L7755A  ISSN： 1348-3609  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災後,南海トラフの巨大地震・津波に関する想定の見直しが行われた。その最新の想定(内閣府,2013)では,最悪の場合,多くの地域が震度7の激震に見舞われ,広範囲に大津波が来襲し,多大な物的・人的被害が出るとされる。この結果,一部の住民の間では,3つのムード(諦め・絶望,油断・慢心,お任せ・依存)が強化されている。これらに対処するため,本論文では,専門家・行政,住民の共同的実践「共にコトをなすこと」の重要性を指摘した。その指摘に基づく提案を行い,実施した津波減災のための個別訓練(高知県四万十町・興津地区)について述べた。さらに,個別訓練・避難カルテによってもたらされた地域防災実践について述べ,津波減災における個別訓練の位置づけ,避難動画カルテの機能について理論的考察を加えた。

シソーラス用語： 震災 ,  地震 ,  *津波 ,  *防災 ,  減少 ,  *適応訓練 ,  避難 ,  防災計画 ,  動画像 ,  改変
準シソーラス用語： 減災 ,  個別訓練 ,  *災害訓練 ,  想定の見直し ,  想定地震 ,  *地域防災 ,  津波減災 ,  津波防災 ,  東日本大震災 ,  南海トラフ巨大地震 ,  避難プラン ,  避難動画カルテ ,  防災訓練

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (22件)：

• 今村文彦・鈴木介・谷口将彦(2001), 津波避難数値シミュレーション法の開発と北海道奥尻島青苗地区への適用, 自然災害科学, Vol.20 No.2,183-195.
• 片田敏孝・桑沢敬行(2006), 津波に関わる危機管理と防災教育のための津波災害総合シナリオ・シミュレータの開発, 土木学会論文集D, Vol.62 No.3, 250-261.
• 片田敏孝・金井昌信・細井教平・桑沢敬行(2011), 希望者参加型の防災実践の限界-津波避難個別相談会の実施を通じて, 土木学会論文集F5 (土木技術者実践), Vol.67 No.1,1-13.
• 高知県(2012), 高知県版第2弾 南海トラフの巨大地震による震度分布・津波浸水予測について(2012年12月10日), http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/nannkai-3.html (2013年5月18日情報取得)
• 高知県 (2013),【高知県版】南海トラフ巨大地震による被害想定について, 南海地震対策課 (2013年5月15日), http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/higaisoutei-2013.html. (2013年5月18日情報取得)

タイトルに関連する用語 (8件)： 津波 ,  減災対策 ,  提案 ,  訓練 ,  避難 ,  動画 ,  カルテ ,  開発