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J-GLOBAL ID:201402230134098462   整理番号:14A0649851

バイオマスの地域特性に応じて,バイオマスのエネルギー変換とマテリアル変換とを効率的に組み合わせたモデルの構築・実証・評価 第3章 関東都市近郊農業地域におけるバイオマス利用モデルの構築・実証・評価 3 輸送用バイオ燃料の生産及び利用

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号: 500  ページ: 117-127  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(ア)輸送用バイオ燃料生産のための資源作物の生産技術の体系化(基盤整備技術の開発):食料・飼料と競合しない資源作物栽培のため,排水不良水田で多様な資源作物を安定的に栽培するための基盤整備技術を開発した。地下水位が高く,転作作物の導入が困難な圃場において,簡易的な排水改良や地下水位調節システム「FOEAS」等を導入した結果,資源作物の安定多収に効果的な技術であることが実証された。また,農産物生産の過程で発生する未利用の有機物を活用して下層土を改良し圃場の排水機能の維持を図る土層改良技術及び施工機を開発した。これらの基盤整備技術の適切な施工及び組み合わせにより,水稲栽培においては,営農作業の省力化により営農のエネルギー投入量を削減できることが明らかとなった。(イ)輸送用バイオ燃料生産のための資源作物の生産技術の体系化(栽培方法の体系化):関東都市近郊農業地域においてバイオ燃料原料としての生産が期待できる飼料用ソルガムと多収量米を現地圃場で栽培試験し,農業機械の燃料消費量,投入資材量・価格,労働時間等を調査した。対象地域の現行の栽培技術や機械体系の下で,バイオ燃料原料作物を粗放的に栽培する際のコストと収入,収穫物から生産が期待できるバイオ燃料に由来するエネルギー生産と資材・燃料等に由来して間接・直接に消費されるエネルギーを算出した結果,コスト面では,輸送用バイオ燃料原料としての販売収入は,飼料用ソルガムでは栽培コストの53~77%,多収量米では33%しか充足できず,いずれもコストのうち労働費の占める割合が高いことが原因であった。エネルギー面では,飼料用ソルガム・多収量米ともエネルギー生産量は栽培に係るエネルギー消費を上回った。しかし,これらを原料としたバイオエタノール生産体系全体を考慮すると,栽培に係るエネルギー消費はさらなる削減を図る必要があり,また,前処理を含む変換を容易にする収穫作業体系や,栽培作業に伴う運搬・移動に係る直接エネルギーの削減を図る必要があることが指摘できる。(ウ)輸送用バイオ燃料生産のための資源作物の生産技術の体系化(資源作物の栽培実証):ナタネ,ヒマワリを現地に導入する際,既存の作物との輪作は難しいことが明らかとなった。ヒマワリの雨害,湿害を軽減するには,営農排水を行いつつ,6月下旬よりも播種期を早めることが重要と考えられた。...(著者抄録)
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分類 (2件):
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農業廃棄物の利用  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
引用文献 (11件):
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