抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道の特徴は,森林の内訳として天然林の賦存が多いことにある。天然林の面積比は,全森林面積の約7割に達し,全国での値を大きく上回っている。森林の植生タイプとしては,温帯から亜熱帯への移行域を特徴付ける針葉樹と広葉樹の混交林が主として分布している。これは,わが国を代表する森林景観のひとつである。多くの森林が過去に比べて著しく「劣化」したことは多くの森林・林業関係者の共通認識である。今後の天然林管理において,保全の立場からは,生物多様性をはじめとする生態系の機能を回復させること,すなわち原生林に近い森林の復元が目標となる。このことは,北海道の特色を活かした観光やツーリズムにおいても重要な意味をもつだろう。