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J-GLOBAL ID：201402232838603386   整理番号：14A0894422

イネDNAマーカー育種技術を活用した麦・飼料作物等イネ科新品種の開発 第1章 飼料作物の開発 1 テオシントを利用した多様な新規耐湿性トウモロコシ親系統の開発

著者 (1件)： 間野吉郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 516  ページ： 125-131  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)恒常的な通気組織形成能:テオシントZea nicaraguensisが持つ通気組織形成能に関連する第1,第5,第8染色体の3つの量的形質遺伝子座をトウモロコシ優良親自殖系統「Mi29」に集積した系統を作出した。(イ)染色体部分置換系統の作成:「Mi29」にZea nicaraguensisの染色体断片を導入した48系統からなるシリーズを作成し,ほぼ全ての系統で採種することが出来た。(ウ)湛水・還元状態における耐性:染色体部分置換系統を用いて湛水・還元状態における耐性を評価したところ,極めて耐性が強い系統が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： イネ科 ,  *トウモロコシ ,  耐湿性 ,  飼料作物 ,  戻し交雑 ,  量的形質遺伝子座 ,  通気組織 ,  湛水 ,  還元
準シソーラス用語： テオシント

分類 (2件)： トウモロコシ  (FC03034D) ,  作物育種一般  (FC02010K)

引用文献 (5件)：

• 間野吉郎(2010).トウモロコシ属植物における耐湿性の遺伝解析と耐湿性畑作物の作出. 平成22年度農研機構シンポジウム「麦・大豆栽培における湿害の現実と研究展開-水田高度利用に向けた耐湿性の生理・遺伝研究-」,9-10.
• Mano Y. et al. (2012). Construction of intraspecific linkage maps and QTL mapping for the capacity to form constitutive root aerenchyma in teosinte "Zea nicaraguensis" . Molecular Breeding. 29: 137-146.
• 間野吉郎・大森史恵(2010).耐湿性関連形質のマッピングに利用できるトウモロコシにテオシントの染色体断片を導入した染色体部分置換系統群,平成22年度農研機構シンポジウム「麦・大豆栽培における湿害の現実と研究展開-水田高度利用に向けた耐湿性の生理・遺伝研究-」.P6.
• 間野吉郎・大森史恵(2010).トウモロコシにテオシント"Zea nicaraguensisの染色体断片を導入した染色体部分置換系統シリーズの開発.日本作物学会関東支部第99回講演会.25:66-67.
• Mano Y. and Omori F. (2013). Flooding tolerance in interspecific introgression lines containing chromosome segments from teosinte (Zea nicaraguensis) in maize (Zea mays subsp. mays). Annals of Botany. 112: 1125-1139.

タイトルに関連する用語 (14件)： イネ ,  DNAマーカー ,  育種 ,  活用 ,  麦 ,  飼料作物 ,  イネ科 ,  新品種 ,  開発 ,  テオシント ,  耐湿性 ,  トウモロコシ ,  親 ,  系統