抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力福島第一原子力発電所での事故から2年以上経過したことから,これまでの対応と食品における放射能測定とその精度管理に関する取り組みをまとめた。まず,原子力発電所事故直後からの緊急対応として,情報発信,緊急対応研究,加工・調理工程における放射性セシウムの動態解明について述べた。次に,2012年度からの研究体制について述べた。次に,食品中の放射能測定における信頼性の確保として,認証標準物質の作製,相互比較試験/確認試験と技能試験の提供,ISO/IEC17025:2005試験所認定の取得,その他の行政対応について述べた。最後に,食総研でも,標準物質の作製など分析法や分析値についての品質保証など,食品における放射能分析とその分析値の信頼を取り戻すための活動を根気よく続けていく必要があることなどを述べた。また,放射性物質影響ワーキンググループからの情報発信をまとめた。