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J-GLOBAL ID：201402237623833218   整理番号：14A0682548

Tightly Coupled Acceleratorを用いた幅優先探索の高速化

Accelerating breadth-first search using Tightly Coupled Accelerator

著者 (7件)： 勝田裕貴 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  宮島敬明 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  野村鎮平 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  久原拓也 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  塙敏博 (東大 情報基盤セ) ,  天野英晴 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  朴泰祐 (筑波大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 22(DC2014 1-9)  ページ： 15-20  発行年： 2014年04月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,グラフィックプロセッサ(Graphic Processing Unit,以下GPU)の一般目的への利用(General Purpose computation using on GPUs,以下GPGPU)の普及により,ハイパフォーマンスコンピューティングの分野において複数のGPUを利用する方式が一般的になってきた。しかしながら,GPU間同士の通信はそれぞれのホストCPUを介した間接的通信であり,通信遅延が大きい点が問題である。そこで,筑波大学計算科学研究センターは,GPU同士の直接通信を可能とするPEACH2(PCI-Express Adaptive Communication Hub2)を利用することで複数のGPUを密に接続することができる密結合並列演算加速機構(Tightly Coupled Accelerators,TCA)を提案した。PEACH2は,PCIeを用いて複数のノードを直接接続し,DMAによる低遅延,高バンド幅のデータ転送が可能なスイッチである。本報告では,このPEACH2を用いたマルチGPUシステムにGraph500の幅優先探索プログラムを実装し,並列実行の予備評価を行った。その結果,2GPUを利用した場合,PEACH2を用いることで2倍に近い性能向上が見積もれることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンピュータグラフィックス ,  *専用プロセッサ ,  *高速計算 ,  探索理論 ,  優先処理 ,  データ転送 ,  *並列計算機 ,  遅延特性 ,  性能評価 ,  プロセス間交信 ,  並列演算 ,  計算機処理方式
準シソーラス用語： GPU【プロセッサ】 ,  アクセラレータ ,  ハイパフォーマンスコンピューティング ,  通信遅延

分類 (2件)： ディジタル計算機方式一般  (JC02010O) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (5件)：

• “Graph 500,” ”http://www.graph500.org/” .
• J. Leskovec, D. Chakrabarti, J. Kleinberg, and C. Faloutsos” , “”realistic, mathematically tractable graph generation and evolution, using kronecker multiplication” ,” In PKDD, pp.133-145, Springer, 2005.
• T. Hanawa, Y. Kodama, T. Boku, and M. Sato, “Interconnect for tightly coupled accelerators architecture,” ”IEEE 21st Annual Sympsium on High-Performance Interconnects (HOT Interconnects 21)”, 2013.
• S. Otani, H.Kondo, T. Hanawa, S. Miura, and T. Boku, ”Peach: A multicore communication system on chip with pci express, “IEEE Micro, pp.39-50, 2011.
• T. Hanawa, Y. Kodama, T. Boku, and M. Sato, “Tightly coupled accelerators architecture for minimizing communciation latency among accelerators,” IEEE 27th IPDPSW, pp.1030-1039, 2013.

タイトルに関連する用語 (2件)： 幅優先探索 ,  高速化