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J-GLOBAL ID:201402241699420750   整理番号:14A1309963

牛の環境管理の理論と実際 No.11 採食環境を見てみよう-パート4-フリーストール・フリーバーンでの確認のポイント

著者 (1件):
資料名:
巻: 67  号: 11  ページ: 60-61  発行年: 2014年11月01日 
JST資料番号: L0363A  ISSN: 0916-3360  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ウシの気持ちになって採食環境をチェックしよう,フリーストール・フリーバーンの採食環境とは,それぞれのペンに設置された飼槽と水槽周辺である。飼料がウシにとって充足している状態とは,計算上は適正な栄養成分を給与した場合,ウシの健康状態,飼槽や水槽の周囲の環境,牛群の構成,牛舎の快適性などが,ウシの飼槽に行く回数,1回の摂食量,反芻時間,消化率などに影響する。ウシを見て飼槽の状況を評価するためには,牛体で気をつける個所は,き甲部前方,胸垂,前肢前膝の3個所である。牛体が各構造物に接触する頻度の順に,1)毛の汚れ,2)毛の逆立ち,3)毛の擦れ,4)皮膚の肥厚,5)皮膚の腫れ,でウシにとって飼料が食べにくい状況を示している。飼槽はウシの接触により磨きあげられる。ネックポールや飼槽壁の角が磨きあげられている場合は,餌押し回数の不足,または飼槽構造がウシの体型と合っていない。ウシの飼料を食べる姿勢から飼槽の状況を評価するために,1)ネックポールがウシに対して飼槽壁前方に十分出ていない/低い,2)飼料が飼槽壁から離れている/餌押し回数の不足,3)飼料が少なく,飼槽壁近くに寄せ過ぎている,ことにつき解説した。気になることがあればグループ全体に目を向け,飼料を与えた直後や飼料が少なくなったときに,ウシが飼料を食べている横から観察する。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
牛  ,  個生態学 

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