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J-GLOBAL ID：201402241949939633   整理番号：14A0813973

TDR法を用いた融雪後の湛水深のモニタリング

著者 (5件)： 矢崎友嗣 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  岩田幸良 (農村工学研) ,  柳井洋介 (農業技術研究機構 野菜茶研) ,  下田星児 (農業技術研究機構 北海道農研セ) ,  広田知良 (農業技術研究機構 北海道農研セ)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 82  号： 7  ページ： 564-565  発行年： 2014年07月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土壌凍結地帯では凍土層により融雪水の下方浸透が妨げられ,地表面が湛水する。この湛水の現象を把握するためにも,湛水の有無や深さ,継続時間を自動で計測する技術が求められる。そこでTDR土壌水分計をロッドが上向きになるように設置し,その反射波形を読み取ることで凍土上の湛水深の連続計測を試みた。その結果,湛水深の計算値は実測値をおおむね再現した。湛水していない期間は,湛水深計算値はロッド基部の土壌水分を反映したと思われる値(0.018m以下)を示したが,この値を超えるかどうかで湛水の有無が判断できると考えられた。本技術により,これまで困難であった融雪後の湛水深の連続測定が可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： 積雪寒冷地 ,  凍土 ,  水 ,  湛水 ,  試験圃場 ,  *自動計測 ,  *光時間領域反射測定法 ,  波形 ,  計測器 ,  *水深
準シソーラス用語： *湛水深 ,  湛水深計 ,  反射波形 ,  融雪水

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (3件)：

• 広田知良:十勝での異変農業への影響と気候変動適応策北海道の気象と農業(日本農業気象学会北海道支部会編),北海道新聞社,pp.27~31(2012)
• 柳井洋介,根本 学,岩田幸良,廣田知良:凍結融解土壌の亜酸化窒素生成・排出機構にせまる,低温科学70,pp.145~151(2012)
• 矢崎友嗣,庄子侑希,登尾浩助:TDR法による水田湛水深の経時測定,土壌の物理性109,pp.57~65(2008)

タイトルに関連する用語 (4件)： TDR法 ,  融雪 ,  水深 ,  モニタリング